社会人になって3年目の頃、私は借金問題に悩まされていました。最初のきっかけは、クレジットカードのキャッシングでした。友人の結婚式が立て続けにあり、ご祝儀やドレス代などまとまった出費がかさんだことが原因です。手持ちでは賄えず、「次の給料で返せばいい」と軽い気持ちで数万円を借りたのが始まりでした。
ですが、一度キャッシングを使ってしまうと金銭感覚が少しずつ狂っていくのですね。返済してもまた借り、気がつけばリボ払いを利用するようになっていました。月々の返済額は少ないものの、元金がなかなか減らず、利息ばかりを払っている状況に陥いっていたのです。
そんなとき、ふと「債務整理」という言葉をネットで見かけました。最初は抵抗がありましたが、無料相談をしている法律事務所があると知り、思い切って電話してみることに。弁護士の方はとても親身で、「任意整理」という方法を提案してくれました。
任意整理では、裁判所を通さずに債権者と交渉し、将来的な利息をカットしてもらうことができました。返済計画も立て直してもらい、月々の返済額が無理のない金額になったのです。借金がゼロになるわけではありませんが、確実に終わりが見える状況に安心しました。
手続きには多少の時間と費用がかかりましたが、精神的な負担が大きく軽減されたのを覚えています。支払いを続けながら、生活も見直し、無駄な支出を減らす努力をしました。現在は完済して、再びクレジットカードは使わず、現金主義に切り替えています。