数年ほど前のことです。義理の妹夫婦がとある消費者金融の会社から融資を受けることになり、その連帯保証人を頼まれました。本人から私に直接依頼されたのではなく、妻から妹夫婦が大変なのでなんとか面倒を見て欲しい、と頼まれました。金額にして約250万円でした。借金の保証人など絶対になりたくはなかったのですが、妻からのお願いであったこと、何より他人ではなく身内の問題であったのでどうにも断ることができませんでした。きちんと毎月返済するよう私が管理する、という妻の言葉を信じ契約書に判を押しました。実は妹夫婦というのが二人そろってパチンコ好きで、過去にも借金を重ね親に返済してもらっていました。そんな経緯もあり、再び親の世話になるわけにいかず、複数の会社から借りていたのを、おまとめのようなことで1社から250万円の融資を受けることになったのです。最初のうちこそ毎月きちんと期日までに返済していたようですが、そのうち度々返済に遅れが目立つようになったようです。たまりかねて妻も、妹夫婦を叱りつける機会が増えてきました。そんなある時、家の電話が鳴り、でるとその消費者金融からの電話でした。ここ数か月返済がないので、連帯保証人である私に返済を迫ってきたのです。慌てて妹夫婦の家に駆け付け、事情を確認しました。悪びれることもなくあっさり事実を認め、払えないものは仕方がない、といった態度に心の底から腹が立ちました。いくら連帯保証人とはいえ、こんなことになることなど思ってもおらず、また自分に払える余力などありませんでした。後日親族会議が開かれ、結局は妹夫婦それぞれの親が借金を肩代わりすることになりました。私に実害はありませんでしたが、あんな思いはもうこりごりです。絶対に借金の保証人にはなりません。