私の親戚はこれまでに多くの借金をしてきました。その理由は一度建てた家を引越し、再び別の家を購入したことです。さらに旦那の方が転職したものの、大企業だったのが中小企業になり給料が半減したのが大きく影響したようです。妻の方が借金を返そうと朝から夜まで働いたり、あるいはローンの借り換えや親戚知人などに借金を依頼するなどさまざまなことをしていたのですが、旦那側が非協力的でした。もちろん私たち家族にも借金の返済のためにお金を貸してほしいと言われたことがありました。実際にお金を貸した家族はいたものの、返済されることはなかったと後から聞きました。そうしている間に借金の利息もどんどん増えていってこれ以上返済は不能だと思ったのか、ついには自己破産しました。借金自体はこれで清算されたものの、夫婦は旦那側が非協力だったという理由で長期にわたって別居することになりました。しかしそれ以降も妻側はフルタイムで仕事をしていたものの、それだけでは足りないと言って時折妻の親を頼って借金をしていたそうです。また自分はもうローンを組んだりすることはできないので、子どもたちに頼んでローンを組ませて新築の物件を購入したという話も聞きました。家のこと以外はこれといって派手な生活をしていたイメージはなかったものの、常に妻にはお金の問題が絡んでいた状態でした。妻は60代半ばで急病でこの世を去りましたが、再びこっそり借金をどこかでしていて子どもたちにそれが降りかかっていないことを願っています。