職場の上司の話です。
その上司は独身で酒・タバコ・女遊び・ギャンブルは一切やらない真面目な人柄でした。
それまでは・・
私がついキャバクラに誘ったことがキッカケで、まさかこんなことになるなんて、その時は微塵にも思ってもいませんでした。

週末に仕事終わりに上司をキャバクラに誘いました。上司は酒も女遊びもやらない人なので最初は拒否していましたが、私のどうしてという強い押しに折れて、渋々承諾してくれました。

「まあ、気楽に楽しみましょうよ!」と誘ったのですが、キャバクラ初体験の上司にとっては若干ハードルが高かったのか?あんまり楽しめていないご様子・・
でも、時間が経つに連れて、お酒の力も重なり、上司はルンルン気分に・・

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、お開き。ですが、よっぽど楽しかったのでしょうね!上司が「延長しない」と自ら言ってきました。

その日は2時間の宴で終わったのですが・・
その上司、週末はもちろん、平日の仕事終わりにキャバクラに通っているという噂を風の頼りで知り、少し心配になりました。

キャバクラに行くかいかないかは個人の自由なので文句はありませんが、上司がキャバクラにハマったのはもしかしたら私にも責任があるのかも?と思うと心が痛みます。

キャバクラ通いはお金がかかる。我が社の安月給で到底足りるわけもなく・・
その上司はキャバクラ通いの為に消費者金融から借金。
職場に鳴り響く、返済を催促する電話。

私は上司を誘った罪悪感から、「○○さん、大丈夫ですか?」と声かけすると、「実は今、借金が300万円以上あって火の車なんだ」と青ざめた表情を浮かべてボソッと言いました。

遊びはやらない、貯金もあった真面目な上司がまさかこんなことになるなんて?と改めて女性の怖さを実感しました。その後、上司はその日の生活も苦しくなり、弁護士に債務整理を依頼。結果、借金の減額はされなかったようですが、必ず返済することを条件に、利息は免除されたそうです。

その上司は、借金や債務整理について社内に広まってしまい、働きずらきなったのでしょう!しばらくして退職しました。

今だから言いたい。
○○さん、キャバクラに誘ってすいませんでした。

 

債務整理 北九州