友人の話なのですが友人には兄がいて友人は当時36歳で兄は39歳でした、友人は自立していて一人暮らししていたのですが兄は無職で実家で暮らしていました、それだけなら大した問題では無いのですがこの兄はギャンブル依存症と買い物依存症を併発していたそうで度々親の財布から現金を抜き取りギャンブルや買い物をしていたそうです、挙げ句の果てには親の財布から銀行カードを抜き取りなぜだかは友人も分からないそうですが暗証番号を正確に打ち込み預金をほぼ全て引き落としてギャンブルと買い物に使ってしまいました、こうした事態にあり得ないと友人は激怒して実家に行き兄を強く責め立てたそうです、友人の両親は困り果て疲れ果てた状態だったそうで友人は兄に次何か問題を起こしたら家族でも窃盗として被害届を出すからな!そして実家を出てってもらうからな!と怒鳴りつけたそうです、兄は分かった???ゴメンと反省した様子を見せてその場は何とか収まったようですが、そんな出来事から1ヵ月後に身に覚えの無い請求書が実家に届いたそうです、それは街金からの返済に関する請求書でした???請求額は38万円との事でした、友人は実家の両親からの連絡を受けこの事実を知り仕事が終わるとスグに事実に向かったそうです、そして兄を問い詰めると兄がやはり借りたという事でした、借りたお金は全てギャンブルと買い物に使ってしまったという事で友人はこれはこのままではダメだと思い兄を精神病院に入院させる方向で両親と相談し準備を始めました、しかしです???翌日から兄は実家から姿を消してしまいました、友人も両親も兄は実家以外に行く所が無いし空腹になったら帰ってくるだろうと思い待っていました、しかし1週間経過しても帰って来ず???3週間経過しても帰って来ませんでした、友人は何かあったのかと思い警察に捜索願いを出しました、しかし発見されたのは実家から失踪して3ヵ月後の事でした、兄はなぜか電話BOXの中で座り込み亡くなっていたそうです???友人も両親も警察からの連絡に青冷めたそうですがそんな最中に実家には新たな請求書が街金から数通届いたそうです、合計267万円の請求額だったそうですが友人も両親も悲しみよりも亡くなってくれて良かった???と思ったらしいです、特に両親は兄が亡くなってホッとしたと葬儀の席で口にしたそうです、結局兄が作った借金は友人が全額返済して解決しましたが、この話を聞いた私は正直友人も両親も兄も全員が可哀想だなと思いました、中でも亡くなった兄は自身が間違っている行動をしている事は分かっていたのではないかと思いました、しかし分かっていても依存症の影響で気づけばギャンブルや買い物をしているという状態に本人は相当苦しんで精神的に追い詰められていたのではないかと個人的には強く思いました、ちなみに兄の死因は脳梗塞だったそうです、最後になりますが友人は兄を最初に病院に連れて行った時にギャンブル依存症と買い物依存症を併発していると診断された時点で強制的にでも入院させておけばこうした悲しい結末は避けられていたかもと後悔していました、以上です。

債務整理 北九州