借金を抱えることになった知人、さらに追い打ちをかけたのが、連帯保証人と保証人の解釈を誤っていたことです。結果論ですが、知人は最初から自力で借金を返済するつもりが無かったのだといいます。その負担は連帯保証人となる友人に覆いかぶさる始末でした。知人は遊び人でもあり、色んな儲け話しに乗っかっていました。不動産投資などもその1つ、1軒目で成功したことからのめり込むようになりましたが、利益ばかりではありませんでした。取得した不動産はマンション、しかし運がよかったのは1棟買いではなく、1フロアであったことです。しかし、社会情勢などから空室が目立つようになり、負債を抱えることになっても、それまでの羽振りの良さから抜け出せない様子でした。金融機関などから融資を受ける際、友人に連帯保証人になってもらったようです。その友人はただの『保証人』だと誤解していたようです。確かに、保証人と連帯保証人と言われれば、何が違うのかと調べるでしょうが、ただ連帯保証人になってほしいとだけ言われてしまえば、自分ですら『保証人』なら自分が借りていないから大丈夫だと思うかもしれません。その後、融資を受けた本人はトンズラしてしまい、連絡がつかず、借金だけが残りました。その借金はそっくりそのまま連帯責任として友人へ支払い義務が課せられてしまいました。自分が借りていないから返済義務はないと訴えても、法的には認可されないようでした。今も、少しずつ借金を友人が返済し続けています。